みなさん。ごきげんいかかでしょうか。
「酒を毛穴で飲む女」こと岡元タミです。
今回は、カッパのキャラクターでお馴染みの黄桜です。
黄桜商店(きざくらしょうてん)
所在地 | 〒612-8046 京都府京都市伏見区塩屋町228(黄桜カッパカントリー内) |
アクセス | 京阪電鉄本線 中書島駅・伏見桃山駅より徒歩約7分 近畿日本鉄道京都線 桃山御陵前駅より徒歩約8分 |
営業時間 | 10:00〜20:00(火休 祝日場合は営業) |
電話番号 | 075-611-9919 |
ホームページ | https://kizakura.co.jp/index.html |
オンラインショップ | https://www.kizakura-shop.com |
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意外と歴史が浅い
黄桜は1925年に伏見にある松本酒造の分家として創業しました。名前は「松本治六郎(まつもと じろくろう)商店」でした。1964年に「黄桜酒造株式会社(のちに黄桜株式会社に変更)」が誕生します。由来は創業者である松本治六郎氏が「黄桜の花が好きだったから。」だそうです。黄桜は里桜の一種で淡く緑色がかった黄色い花を咲かせます。酒樽に黄桜の文字のバッグに黄桜の絵があります。
黄桜カッパカントリーの庭に実物の黄桜があるのですが、私の訪問した時は桜の開花の季節ではなかったので残念ながら花は咲いていませんでした。黄桜は日本の桜のスタンダードであるソメイヨシノの後に開花する品種だそうです。
黄桜といえば「カッパ」。カッパのキャラクターのCMが昔はよく流れていました。今ではカッパのCMは流れませんが商品によってはどこかしらにカッパがいます。
はい。このように。カッパについては黄桜カッパカントリーに「河童資料館」がありますのでぜひ足をお運びください。記念館・資料館は閉館が16:00までなのでご注意ください。昔懐かしCMを見ることもできます。カッパは5人家族でそれぞれ細かい設定があることが初めて知りました。
ではなぜカッパ?
1957年「黄桜のお酒を売るには何かインパクトがあった方がいい。」と当時の社長は考えていたようです。ふと目にとまった清水崑(しみず こん)作「かっぱ天国」の漫画を見て「これだ!」と思ったそう。交渉の末、漫画のキャラクターをそのまま黄桜の広報キャラクターとして採用したのがきっかけです。1974年にイラストレーター・小島功(こじま こお)氏が2代目カッパのキャラクターを引き継いでいます。私は2代目のカッパキャラクターが馴染みがありますね。今回黄桜のアイキャッチ画像を黄桜カッパカントリーのお庭にあったカッパ像にしました。名前は「るんぱっぱ」です。もう一つあって名前は「かっぱっぱ」です。CMソングの冒頭から取っています。
懐が深い黄桜
みなさまは、京都の松井酒造のレポートは読んでいただきましたでしょうか。黄桜は松井酒造と深い関わりがあります。
昭和の高度経済成長期、京都中心部の近代化により水質が酒造りに適応できなくなり、酒造りを断念せざるを得なかった松井酒造。2000年代に入り酒造りを復活する際に、「酒造りのいろは」を教えてくれたのが黄桜だったといいます。どうして引き受けたか?「出身大学同じだから。」という縁だけだったといいます。当時、松井酒造の専務だった15代目当主である松井治右衛門氏は黄桜の三栖蔵で修行することになります。三栖蔵を参考に松井酒造は「鴨川蔵」は完成しました。初期のお酒の分析にも協力して今でも良好な関係を築いているそうです。
購入したお酒
黄桜カッパカントリー内の「黄桜商店」で購入が可能で、京都初の地ビールも売っています。「京都麦酒」「悪魔のビール」などの銘柄があります。
黄桜 蔵の詩
焼き鳥や焼き魚に合うやや辛口のお酒です。米の旨さを引き出してすっきりとした後味が特徴です。
黄桜 吟醸純米ヌーヴォー
こちら数量限定のお酒となります。「ヌーヴォー」で予想はつくとは思いますが、一年に一度しか味わえない新米で仕込んだ搾りたての新酒です。ラベルにも「新米新酒」と記載してます。
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