みなさん。ごきげんいかがでしょうか。
「酒を毛穴で飲む女」こと岡元タミです。
今回は久世酒造店です。
久世酒造店(くぜしゅぞうてん)
所在地 | 〒929-0326 石川県河北郡津幡町清水イ122 |
アクセス | JR七尾線 中津幡駅より徒歩約11分 |
営業時間 | 9:00〜18:30(日水休) |
電話番号 | 076-289-2028 |
ホームページ | https://www.choseimai.co.jp |
オンラインショップ | https://www.choseimai.co.jp/products/list |
唯一無二の酒蔵
久世酒造店は1786年に創業しました。創業から現在まで一貫して変わらないもの。それは
「自社米醸造の酒蔵」です。
自社の田んぼでオリジナルの酒米「長生米」を作り、その米でお酒を造る。
つまり、完全オリジナルのお酒を造っている酒蔵なんですね。
農家であり醸造家でもある日本で唯一、多分世界でも珍しい酒蔵なのです。
酒米の銘柄は「長生米(ちょうせいまい)」、お酒の代表銘柄は「長生舞(ちょうせいまい)」。漢字はちょこっと違いますが、読みは同じの両銘柄です。飲む人の「長生き」を願って命名されたそうです。
「いいお酒はいい米から」という信念の元、今でも品種改良を重ねて門外不出の酒米「長生米」を作り上げた久世酒造店。天候の影響から米の出来が悪い年があったでしょう。それを長年の酒造りの技術で味の調整をしているから現在まで続いているのでしょう。
最初から最後まで自社で造っているので他に真似のできないお酒ができています。
仕込み水(硬水)がいただけます
久世酒造店は商店街の一角にあります。お店の前にも2台ほど車を駐めることはできるそうですが、社用車が止まっていることが多いようです。(Googleストリートビューで過去分確認済)久世酒造店はお客様駐車場を用意しています。でも、初見ではわからないと思いますので、ここに記載しております。
カーナビに登録するときは「久世酒造店」ではなく、道路挟んでお向かいの「北陸銀行津幡支店の横の駐車場」にしてください。
そこは北陸銀行津幡支店をはじめ周辺店舗の共同の駐車場になっています。奥に案内板(どこのエリアがどの企業の駐車場か記載しています)で「パピィワン」に記載しているエリアに駐車してください。商店街が共同でお借りしているそうです。
こちらは駐車場から見た久世酒造店です。「四ツ角交差点」に面したところに久世酒造店の直営店があります。商店街の酒屋さんの佇まいをしています。
入り口にこのような張り紙がありました。
ご希望の方には
ミネラルたっぷり硬水7.62度
酒蔵の仕込み水お分けします
無料
なんと無料で硬水の仕込み水を分けてくださるそうです。お店の方に伺うと最高で2Lのペットボトル6本持ってきた方がいらっしゃったそうです。「ぜひ、仕込み水を家でも飲みたい!」と思われる方は空容器を持参することを強くお勧めします。
早速、硬水の仕込み水飲ましていただきました。
おっ!これは硬水特有の…
というような繊細な味がわかる舌の持ち主ではありませんが大変美味しゅうございました。
店内には長き歴史を感じさせるようなものがあります。代表的なのがこの看板です。看板の左側に注目してください。電話番号28番です。ものすごく早い段階で電話を引いてもらったとお店の方はおっしゃっていました。当時、ここがこの町にとってとても重要な拠点であることがわかります。
購入したお酒
長生舞 特別純米酒
自社栽培の「長生米」100%使用。飲ませていただいた自社地下水硬水100%使用の商品です。
ここの酒造は硬水100%の仕込み水のお酒しかないのかな?
と、思っているあなた。久世酒造店ちゃんと考えてます。
例えば、もうひとつ長生舞の特別純米酒があるのですが、それは仕込み水が硬水と蔵の近くで湧き出る霊水「清水(しょうず)の湧水」(軟水)をブレンドしてします。軟水が入りますので味がまろやかになります。
飲み比べをしてみても面白いかもしれませんね。
私が購入したのは「硬水100%」なのでガツンとくる「男酒」の種類に入ります。系統でいうなら兵庫県の灘五郷のお酒に似ているかもしれません。
久世酒造店。なんと古酒も売っています!
3年純米吟醸、10年・20年・25年・30年の年代別に大吟醸の古酒が勢揃いしています。お店の方曰く、こんなに大吟醸の古酒が揃っている酒蔵は珍しく、100%硬水で仕込んでいるので綺麗に熟成しているそうです。
自分の生まれ年の古酒を探し求めて訪れるお客様が多いとか。
なかなか飲むことのできない貴重なお酒に出会えますよ。
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