みなさん。ご機嫌いかがでしょうか。
「酒は一滴も飲めませんが、毛穴で飲んでいる女」こと岡元タミです。
今回は俳優の佐々木蔵之介さんのご実家佐々木酒造の酒蔵レポートです。
佐々木酒造(ささきしゅぞう)
所在地 | 〒602-8152 京都府京都市上京区北伊勢屋町727 |
アクセス | JR嵯峨野線・京都市営地下鉄東西線 二条駅より徒歩約16分 二条城東大手門より徒歩約12分 |
営業時間 | 10:00〜17:00(日祝休) |
電話番号 | 075-841-8106 |
ホームページ | https://www.jurakudai.com/ |
オンラインショップ | https://jurakudai.shop-pro.jp/ |
道がわからん!
今回の酒蔵めぐりは京都にするぞ!
まずは洛中の酒蔵から。
なんて思ったわけですよ。理由は酒蔵が少ないから。少ないどころではありません。昔は131軒あった酒蔵は現在佐々木酒造1軒のみです。
洛中とは?
京都市の古くからの市街地をさす通称。洛とは都の別称で,中国の洛陽になぞらえた呼称。洛中は洛外に対する概念で,洛中洛外という表現がある。現在の洛中の範囲は必ずしも明確ではない。明治維新以前から市街地であった古い部分を漠然とさすこともあるが,通常,東大路,西大路,北大路,九条通の内側 (あるいは東は鴨川まで) をさしている。
コトバンクより
コトバンクから引用しましたが、洛中を簡単に言えば「京都の中心部」ってことですね。京都のお酒の起源は洛中から始まったとされていますが、現存しているのは前にも記載している通り佐々木酒造のみとなっています。
京都の中心部は車で行くことはお勧めしません。京都は世界に誇る観光地。いつも人が多いです。渋滞は当たり前。駐車場料金はそれなりで、お金と時間がかかるだけです。公共交通機関の使用を強く強くお勧めします。
佐々木酒造を目指すのであれば、まずは二条城に行きましょう。佐々木酒造がとてもわかりにくいところにあります。最初から佐々木酒造を目指すと迷うこと間違いなしでしょう。二条城なら有名な観光地なので、最寄りの駅を降りればあちらこちらに案内が書いてあります。ノンストレスで二条城の入り口(タクシー乗り場や駐車場があるところ)まで行くことができるでしょう。多くの人が二条城へ吸い込まれるを見送りながら、地図アプリを起動して佐々木酒造を目指しましょう。私はそうしました。途中、細い道に案内されますが、不安な気持ちを抑えてナビを信じて突き進んでください。佐々木酒造は見えてきます。
ちなみに佐々木酒造への口コミには、
道がわからない。
という書き込みが多く、佐々木酒造側もそれを認識していて佐々木酒造公式Instagramに最寄りの駅からではなく、二条城からの行き方を投稿しているので参考してください。
佐々木酒造は、聚楽第の南端に位置しています。正しくは、聚楽第の武家屋敷の徳川家康邸です。(石碑あります)
聚楽第とは豊臣秀吉が造営した城郭風の邸宅です。ただ聚楽第は竣工後8年後に破却(壊して失くすこと)したので、存在していたのはわかっているのだけど詳細がわからない謎の建築物です。なぜ、聚楽第をそこの場所に建てようとしたのか。水が良いことからでした。秀吉は茶道を趣味としていたので、水の良さにこだわったのです。その水は「金明水・銀明水」と呼ばれています。その秀吉が愛した水を使って佐々木酒造はお酒を造っています。
まさかの猫推し
私はブログを書く時、間違いがあったらいけないと思い、酒蔵のホームページ・オンラインショップ等を拝見するのですが、私が訪問した時とだいぶ様変わりしていました。私が佐々木酒造を訪れた時にいたのかな?「猫社員」。全く気が付かなかった。猫社員はリモートワークをしているらしいです。猫社員をモデルにした商品やグッズが発売されています。
上の写真は「にゃん酒」と呼ばれる商品です。お酒のラベルだけでなく、Tシャツ・トートバッグなどにも登場しています。猫のデザインはこれだけではなく、違うデザインもあり猫好きにはたまらない品揃えですよ。オンラインショップから「にゃん」で検索すれば、猫の関連商品が出てきますよ。佐々木酒造のホームページ・オンラインショップ・各種SNSには実際の猫社員の写真や猫のイラストで溢れています。ご覧になるだけでも楽しいですよ。
購入したお酒
古都 特別純米
ノーベル賞作家・川端康成が「この風味こそ京都の味」と言わしめたこの商品。川端康成の小説で「古都」という京都を舞台にした生き別れの双子の姉妹を主人公にした作品がありますが、このお酒にインスピレーションをもらったのでしょうか。ちなみに川端康成はもう一つ好きな銘柄があるそうでそれは長野県黒澤酒造の「雪國」だそうです。
聚楽第 純米吟醸
洛中で唯一の酒蔵。佐々木酒造。洛中を象徴するものを買うとしたらこちらでしょう。聚楽第。佐々木酒造の代表するお酒です。聚楽第はいろんなところとコラボしており、なんと石鹸まであります。いろんな企業とコラボする佐々木酒造。顔が広いです。
美しい鴨川
京都を代表する川。鴨川。場所によって名前の漢字がわかります。「鴨川」「賀茂川」読みはどちらも「かもがわ」です。高野川の合流地点があり、上流を「賀茂川」、下流を「鴨川」になります。
高野川の合流地点はどこか?それの地点を「鴨川デルタ」と呼ばれています。テレビなどで見かけたことはありませんか?飛び石があるところ。名前を出町の飛び石というのですが、そこです。
写真の中心部に森が見えると思いますがこの場所は下鴨神社の糺の森(ただすのもり)です。
お酒を作るには水が大事。鴨川の伏流水に感謝して京都酒造組合(佐々木酒造・松井酒造・羽田酒造)の共同銘柄で、売上の一部がボランティア団体「鴨川を美しくする会」に寄付しています。
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