みなさん。ご機嫌いかがでしょうか。
「酒は一滴も飲めませんが、毛穴で飲んでいる女」こと岡元タミです。
今回は「久保田」で有名な朝日酒造の酒蔵レポートです。
朝日酒造(あさひしゅぞう)
所在地 | 〒949-5412 新潟県長岡市朝日880−1 |
アクセス | JR信越本線 来迎寺駅より徒歩約15分 |
直営店営業時間 | 10:00〜18:00(元旦のみ休) |
電話番号 | 0258-92-3181 |
ホームページ | https://www.asahi-shuzo.co.jp/ |
オンラインショップ | https://www.asahi-shuzo-online.jp/ |
高架下をくぐると異世界へ
里山ってこういう所だよな…。と思わせるような田園風景をゆったり車を走らせると、小さな高架下をくぐると左手に今までの風景とは全く違う巨大な建物が出現します。
高架下くぐる前の風景
高架下くぐる直前
このまま左手はずーっとまるでお城のような建物が並びます。
朝日酒造の建物群です。
これが朝日酒造全体図。
全国区の知名度を誇る「久保田」シリーズを擁する朝日酒造だからこの規模の敷地じゃないと生産に追いつかないということ?これらの施設は、沿革を参考にすると90年代に次々と竣工しています。久保田が誕生したのは1985年だから発売した途端、ものすごく売れたってことなんでしょうか?恐るべし久保田。
旅行会社の観光ルートになっているらしく、大型バス専用の駐車場も完備。個人で訪問した場合の駐車場ももちろん完備。個人で訪れた場合、建物群のお向かいのアンテナショップの「酒楽(さら)の里 あさひ山」の駐車場に駐車することを朝日酒造さんは推奨しています。(酒蔵見学のよくある質問のQ2)
酒楽の里あさひ山は、高架下をくぐるとゆったりとしたカーブを曲がると右手に現れる和風建築の建物です。でも、私は酒楽の里あさひ山が朝日酒造のアンテナショップとはわからず、朝日酒造の駐車場に駐めました。まさか広大な土地が全部朝日酒造さんの持ち物だとは私はつゆほどにも思わなかったので、
高そうな和食屋さんがあるな。わざわざここまで食べに来るのかな?
美味しいのかな?
と思いながら左折をしていました。
高級和食屋ではなく、朝日酒造アンテナショップだと分かったのは、駐車した後お土産屋さんを探した時でした。
予約不要の酒蔵見学
アンテナショップ「酒楽の里 あさひ山」とお食事処「あさひ山 蛍庵」の間のスペースに酒蔵見学に関する立て札付近に集合時間までに待っていると酒蔵見学に行くことができます。11時、12時、13時、14時の1日4回実施しており、ほぼ毎日開催しています。朝日酒造のホームページでは酒蔵見学のほかに国の登録有形重要文化財である「松籟閣(しょうらいかく)」の見学スケジュールが公開しています。
待ち時間にお客さんが退屈しないようにモニターには朝日酒造のCM(新潟では流れているもの?)がエンドレスで流れていたり、酒造りの昔バージョン(樽使用)を図解で紹介してたり、とても手入れされたお庭を眺めることができたりしていました。
時間になると制服を着た女性の案内担当者の誘導で酒蔵見学が始まります。
私が見学した時期が、酒造りがお休みの期間だったので色々と短縮バージョンでした。いうまでもありませんが、酒造りの時期に行くことをおすすめします。
まずは、エントランスホールへ案内されます。
高い天井の吹き抜けで、吹き抜けを広いスペースを利用したステンドグラスが施されています。
ステンドグラスの絵は四季折々の朝日をイメージしています。そして、特徴的な柱があり、それはお猪口と樽をイメージしています。エントランスホールを建てる時点で酒蔵見学を実施することを前提に建てられたものだとよくわかります。前にも記載しましたが、酒造りをしていないのに工場見学はないので、イメージ動画を鑑賞。最後に玄米から最大で28%磨かれた「洗心」使用の米の見本を見て終了です。
案内役の方のお話で印象的だった話は、朝日酒造は米作りをしていること。
美味しい酒ののびしろを求めていたら、
あ…そういえばうち米作ってないな。
米を研究したらもっと美味しいお酒が造れるかも…
という思いから、1990年に農業生産法人「有限会社あさひ農研」設立し翌春より酒米試験栽培開始しています。全部の米を朝日酒造側が作れないので、地元の契約農家にお願いして朝日酒造の酒米造りは成り立っています。朝日酒造の周りは田んぼに囲まれています。朝日酒造が持つ酒造米用の田んぼなので、それがのちに日本酒に生まれ変わることを考えると行く前と説明聞いた後で帰る時とでは田んぼの見方が変わりました。
購入したお酒
布袋セット
出典:朝日酒造株式会社
朝日山純米酒と壱乃越州の各300mlが2本セットで朝日酒造オリジナルの布袋に入っているセット商品です。オンラインショップをはじめネットで調べてみてもこの商品が全く出てこないので、販売終了商品か酒楽(さら)の里あさひ山限定の商品と思われます。布袋は通い袋(かよいぶくろ)になっています。通い袋とは、丈夫な布である帆布で作られた酒瓶運搬用の袋です。藍染の袋が一般的です。私が酒楽の里あさひ山に訪問した時は、藍・青・白・赤の4種類がありました。大きさは300ml瓶が2本入る大きさです。って書いてところでイメージ湧かないですよね。手のひらに乗せるとすっぽり手が隠れるくらいです。(これでもピンと来ないですか?)
通い袋の画像を探したのですが、なかなか良いのがないので自分のものを写真に撮りました。影が写ってしまって綺麗に撮れませんでした。頒布なんで丈夫です。しっかりしています。酒瓶を運ぶための袋なので、中には仕切りが全くなく本当にただの袋です。酒蔵によってデザインが違うので興味がある方はぜひ。
コメント