みなさん。ご機嫌いかがでしょうか。
「酒は一滴も飲めませんが、毛穴で飲んでいる女」こと岡元タミです。
今回は名前にメッセージ性が強すぎる世界一統の酒蔵レポートです。
世界一統(せかいいっとう)
所在地 | 〒640-8221 和歌山市湊紺屋町1丁目10番地 |
アクセス | JR紀勢本線・南海本線・南海和歌山港線 和歌山市駅より徒歩約8分 |
営業時間 | 8:30〜17:00(土日休) |
電話番号 | 073-433-1441(代) |
ホームページ | http://www.sekaiitto.co.jp/index.html |
オンラインショップ | https://www.rakuten.co.jp/sanpoppo/ |
南方熊楠
世界一統(せかいいっとう)。すごい名前にしたものです。
その前は「南方酒造」と言いました。
南方(みなかた)と読みます。
南方…有名人いますよね?和歌山で南方と言えば…
南方熊楠(みなかた くまぐす)
「日本のファーブル」と言われた世界が誇る生物学者です。
この酒蔵の創業者である南方弥兵衛の二男として熊楠はこの世に誕生しました。
熊楠直系・他の兄弟の子孫が途絶えているため、南方家の家系はこの酒蔵の経営者の家族しかいないようです。
世界一統の言葉は
二代目の南方常楠(熊楠の弟)は早稲田大学の出身で、創設者である大隈重信に師事していたそうです。大隈が高野山を参詣した際に酒名を選定をお願いした時に、
世界を統一する酒界の一統たれ
という意味で「世界一統」と命名されたそうです。
酒界での世界一を目指せ!とういうことですね。
この酒蔵の関係する熊楠が世界に羽ばたいていったように、この地で誕生するお酒が世界に羽ばたいて欲しいとの思いで名付けたかもしれませんね。
でも、熊楠が世界へ羽ばたけたのはこの酒蔵のおかげ。
莫大な留学費用・研究費・生活費…定職に就かなかった熊楠は酒蔵マネーに頼りっきりだったそうです。熊楠は幼少の頃から頭が良かったものの、周りに迷惑をかけっぱなしの奇人だったそうで、濃いキャラクターの熊楠に振り回されながらも支えた(そうせざるおえなかった?)南方家にあっぱれです。
城下町が私を苦しめる
上の写真の手前が駐車場でとても駐車しやすいです。
ただ、ここまでの道のりがしんどかった!
上の地図を見ていただくとわかると思うのですが、「市堀川」どう考えても和歌山城の外堀。自然の川がこんなにカクカクしていません。城に近づくにつれ(私は近づいているつもりはない)道が複雑。
迷いに迷って紀の川大橋を行ったり来たりしていました。4往復。
渡らなくてもいい橋を4往復。ものすごく時間を食いました。
途中であまりにも疲れたので橋の向こうのショッピングモールで休憩を挟んだくらいです。
購入したお酒
どうにかこうにかたどり着いた世界一統。入口入ってすぐ右側に事務所があります。
2人の受付の方がお出迎え。
事務所入ってすぐ左側に世界一統が誇る作品がラインナップされています。
受付の方にオーダーすると、どこかへ連絡してくれて、在庫担当(?)の方が持ってきてくれるスタイルです。
だいぶと急いでくれたらしく汗だくで持ってきてくださりとても申し訳ない気持ちになりました。
直接訪問してくれたということで10%OFFにしてくれるサービスが受けられますよ。
私が購入したのがこちら
純米酒 紀州
和歌山城主である徳川家の三つ葉葵の紋が目印のこのお酒。
和歌山らしいものを欲しくて購入。
後でホームページを見ると「和歌山観光のお土産酒として造りました。」と書いてあったので
世界一統さんの術中にハマっています。
南方
写真は純米吟醸ですが、私が購入したのは超辛口純米酒です。
この時は南方熊楠ゆかりの酒蔵だとは知らないで買いました。
やはり「南方」はパワーワードです。
他にもザ・和歌山なお酒を取り揃えております。
オーダーしてから待っている間、
ここに行くと思い立った時からの疑問を受付の方に思い切って聞いてみました。
「会社の名前…勘違いされてませんか?」
あえて言いませんが…あの団体に名前そっくりなので…
実は私…あの団体とは全然関係ないとはわかっていましたが、名前が一緒だと思っていました。
「『統一』ではなくて、『一統』ですよ。」
とやんわり言われたことで勘違いしていることに初めて気づきました。
勘違いされることが日常茶飯事だそうです。
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