みなさんごきげんいかがですか?
「酒を毛穴で飲む女」こと岡元タミです。
今回は鹿野酒造です。
鹿野酒造 (かのしゅぞう)
所在地 | 〒922-0336 石川県加賀市八日市町イ6 |
アクセス | JR北陸本線 加賀温泉駅よりタクシーで約5分 |
直営店営業時間 | 8:00〜17:00(日・祝日・年末年始休) |
電話番号 | 0761-74-1551 |
ホームページ | https://www.jokigen.co.jp/ |
オンラインショップ | http://jyokigen.jp/ |
行くまでが大変!でも駐車場は広々
「酒蔵めぐりあるある」だなと思うのが、
酒蔵に行くまでの道が狭すぎる。(軽自動車推奨)
目印がないからカーナビ・地図がなければ辿り着かない。
カーナビ・地図が手元にあったとしても高い確率で道に迷う。
酒瓶を運ぶプラスチックの箱の縦積み・煙突が見えたら近くに酒蔵がある。
松浦酒造は正に全部はてはまる所でした。
松浦酒造までに行くまでに「怖かった道」がこちらです。
写真では伝わらないのが残念ですが、感覚はジェットコースターのようなアップダウンの道でした。私が大袈裟なのかな?めちゃくちゃ怖かったんだけどな。
対向から車が来ないことを祈りながら突き進むと松浦酒造がお目見えします。
駐車場から撮った松浦酒造です。
業務用車・従業員の方の車がありましたので、そこのスペースを避けて撮ってもゆったり駐車できるスペース。
本当にありがたいです。
白水の井戸
鹿野酒造は1819年に創業した酒蔵です。仕込み水は「白水の井戸」で軟水の井戸水です。
白水の井戸は室町時代に活躍したお坊さん・蓮如(れんにょ)のゆかりのある井戸だといわれています。
北陸地方で修行行脚をしていた蓮如は、喉が渇いたので飲み水を川で米とぎをしている女性に所望したそうです。すると、女性は米といだ白い水を差し出したそうです。「川があるけど飲み水がないとは」と悟った蓮如は持っていた杖を地面に突くとたちまちそこから飲み水が噴き出したそうです。その水はどんなに炎天が続いても決して枯れることのない水場になりましたとさ。めでたし。めでたし。
同じようなお話が富山県の南砺市(なんとし)に伝わる蓮如清水(しょうず)のお話にあります。「炎天が続いても…」のくだりは白水の井戸オリジナルのお話のようです。
蓮如は調べてみると北陸に「ゆかりの井戸・水場」が多いです。ダウジングの技術者なのかと思うくらいにあります。
パターンとして
こんな感じです。
1999年に鹿野酒造が整備して「白水の井戸」は今の状態になりました。
ストリートビューでは木々で見えませんが井戸があり、どなたでも水を汲むことができます。訪問するなら空の容器をご用意ください。
購入したお酒
超辛純米 常きげん
常きげんは鹿野酒造の代表銘柄です。
代々加賀の地で地主として務めをはたしてきた鹿野家。4代目当主の時代のある日、大豊作で祝う宴の席でこんな一句を詠んだそうです。
「八重菊や 酒もほどよし 常きげん」
このエピソードが命名の由来です。
田んぼの真ん中にある鹿野酒造。別名「田園酒蔵」と呼ばれているそうです。米の良し悪しに村人と一喜一憂しているのだろうなと思わせる一句です。
この商品はオンラインショップになかったので店舗限定酒だと思われます。
米の旨み、酸味、渋みがほどよく調和し、コクを引き出しています。超辛口のお酒です。燗上がりするタイプで晩酌用にいかがですか。
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