みなさん。ごきげんいかがでしょうか。
「酒を毛穴で飲む女」こと岡元タミです。
今回は中村酒造です。
中村酒造(かなざわなかむらしゅぞう)
所在地 | 〒921-8837 石川県野々市市清金2丁目1 |
アクセス | JR北陸本線 野々市駅よりタクシーで約10分 |
営業時間 | 9:00〜17:00(土日祝休) |
電話番号 | 076-248-2435 |
ホームページ | https://nakamura-shuzou.co.jp |
オンラインショップ | https://nakamura-shuzou.co.jp/products/list.php?category_id=0 |
美術品を集めて美術館を設立へ
金沢市立中村記念美術館(かなざわしりつなかむらきねんびじゅつかん)
所在地 | 〒920-0964 石川県金沢市本多町3-2-29 |
アクセス | 北陸鉄道バス 本多町(金沢歌劇座前)バス停より徒歩約3分 |
営業時間 | 9:30〜17:00(受付16:30まで) (月曜・年末年始・展示入替期間休) |
電話番号 | 076-221-0751 |
ホームページ | https://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/index.html |
中村酒造3代目中村栄俊(なかむら えいしゅん)氏が「金沢に美術館を建てよう。」と思い立ったのは1946年のことでした。
この頃の日本は大戦で敗戦してとても元気がない時期でした。
「これからの日本は文化国家として繁栄しなければならない。」と思ったそうです。
美術品を収集してし続けること十数年。1965年「財団法人中村記念館」を設立。中村家の住宅(現在の旧中村邸)を美術館にするべく現在の場所に移築・改装しました。栄俊氏が収集した美術品の数々は
元々美術館に展示するために収集したのだから「個人のものではなく、これらは国の宝なのだ。」ということで財団に寄贈します。翌年の1966年、栄俊氏の願いが叶い「財団法人中村記念館」が開館しました。栄俊氏は茶道にも精通していたので茶室を建設してお茶会を開催できるようにしました。
1975年、所蔵品を金沢市に寄贈して「金沢市立中村記念美術館」として生まれ変わり、美術と茶道を融合した日本でもとても大変珍しい美術館として再出発することになりました。現在では、栄俊氏のコレクションだけでなく、金沢市の費用で購入したものや個人からの寄贈もあり、年に数回の企画展が開催されています。ちなみに旧中村邸と茶室は貸し切ることもできます。公共の建物だけあってとてもリーズナブルです。
中村酒造のように私が訪問した酒蔵の中で「ゆかりの人物がコレクションを集めた美術館がある」酒蔵をリスト化していますのでご興味がありましたらご覧ください。
通りから酒蔵が見えない
中村酒造に行き着くまでに信号のない十字路をいくつも通過しなくてはいけなくて、特に車で訪れる際には運転に充分に気をつけてください。田んぼの中の十字路は見通しが良すぎて、返って遠近感が狂ってしまいそうでした。譲り合って通過しましょう。
これで合ってんの?酒蔵あるの?
とカーナビ通りでも不安になりそうなくらいの住宅街と建築会社を通り抜けると中村酒造があります。
入っていいのかな?
入り口はとても酒造会社とは思えません。「酒蔵あるある」の空の酒瓶ケースが積み上がってなくて不安になります。
緊張感MAXで門を通り抜けて「日栄」と赤字で書かれた建物を通りすぎると広々とした駐車場にたどり着き、奥には酒蔵が建ってました。
なぜこの建物を全面に出さない!
やっと酒蔵らしき建物を見つけてホッとしたものの、直営店らしき建物が見つからなくて不安に
「もしかして、『販売は酒屋に任せていますので、こちらでは売ってませんよ。』パターンかも。」と思いつつ、事務所と思われる扉を開けて建物の中へ
入り口入って左側ににパーテーションがあってそこに二人ぐらいが座れるベンチがあり、パーテーションの向こうは応接セットがあると思います。なぜそう思うかというと、取引先と思われる人物と商談をしていたらしく会話が聞こえていました。右側は奥には事務所へ続く扉と手前には個人経営のクリニックの受付のような小さな窓がありました。
明かにビジネス目的ではない私に事務室の中の方が気がついて事務室から出て私に駆け寄ってきました。挨拶した後で
こ、ここってお酒は販売していますでしょうか?
答えは「Yes」でした。メニュー表がありA4くらいの大きさに銘柄がびっしり書いてありました。早速注文して待っていると、注文対応してくれた方とは別の方が物凄い美味しいお茶を出してくださり、(一口飲んだらそのまま一気に飲み干してしまうほど美味しいお茶でした。どこのお茶かお訊きするのを忘れてしまい後悔するくらいでした。)とてもよくしていただきました。
中村酒造のコンセプトは「地を醸す(かもす)」
地元石川を意識・こだわりを持った酒造りをモットーとしています。
日本・アメリカ・カナダ・ヨーロッパでの有機認証を取得した醸造蔵があり、化学薬品を一切使用しない散水濾床方式の廃水処理により地域に安心の排水を排出していて環境保全にも取り組んでいます。
あと、「凍結酒」という酒蔵でしか味わえない「食べる日本酒」を販売しており、凍らせてシャーベットにして楽しむ日本酒があります。
購入したお酒
金澤中村屋 爽麗純米
中村酒造の代表銘柄の「日栄」(「酒は災いを避け、笑門来福、日々榮える」の言葉から命名)と迷って購入したのがこの商品です。
スッキリ後味で香り豊かなこの商品。酒米は石川県産の「五百万石」。淡麗辛口なお酒を作るにはもってこいの酒米を使用しています。
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