みなさん。ごきげんいかがでしょうか。
「酒を毛穴で飲む女」こと岡元タミです。
今回はやちや酒造です。
地酒 谷内屋(じざけ やちや)
所在地 | 〒920-0818 石川県金沢市大樋町8−32 |
アクセス | 西日本JRバス・北陸鉄道バス 鳴和バス停より徒歩約5分 西日本JRバス 大樋町バス停より徒歩3分 |
営業時間 | 月水金土 10:00〜16:00 火木 13:00〜16:00(日祝休) |
電話番号 | 076-252-7077 |
ホームページ | http://www.yachiya-sake.co.jp/ |
オンラインショップ | https://kagatsuru.com/ |
ご先祖は前田利家のお供だった
やちや酒造は1583年から始まります。創業者は神谷内屋仁右衛門(かみやちや じんうえもん)と言います。この方訳あって尾張国(現在の名古屋市周辺)から加賀国(現在の金沢周辺)に移住することになります。それはなぜか?神谷内屋仁右衛門のご主人様がいてその方が尾張国から加賀国に移住するのでそのお供として加賀国にやってきたのでした。
そのご主人とは加賀百万石の基礎を作った人、前田利家です。
前田利家は戦国武将で幼い頃に戦国の三英傑のひとりである織田信長に仕えたが、「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」と言う言葉があるほどの短気で激昂する性格の信長の怒りを触れてしまい、2年間蟄居(ちっきょ:家に閉じこもって外に出ないこと)してしまう経験を持つなどなかなかの苦労人で恵まれなかった時期もありましたが、槍の名手で功績をあげ徐々に本領を発揮して出世していきます。
「そろばん好きの戦国武将」で有名で、自分の治める国の経済事情を把握していたと言います。前田利家亡き後、江戸時代には将軍家である徳川家に次ぐ財力を持っていました。徳川家が「謀反を起こすかも。」という懸念を逸らすため、前田家は文化や工芸にお金を注ぎ込むようになりました。その行動が現在の金沢の独特の文化の礎を築くことになります。
前田利家は直接的にも間接的にも現在の金沢を作り上げた人物でも過言でない人物です。
その前田利家に仕えたやちや酒造の先祖、神谷内屋仁右衛門はそのようなお仕事をしていたのか?
ズバリ、殿様専用の酒造りです。
そういう縁もあって前田家と繋がりが深いやちや酒造。ひな祭りのが近づくと毎年、前田家由来「紫宸殿雛人形(ししんでんひなにんぎょう)」の展示をしてくれます。
駐車場は店舗の裏です
上のお店のストリートビューを見てお分かりだとは思いますが、お店の前には駐車場はございません。
お店の前の道路はとても狭く通行人がいようものなら運転にとても気を遣います。
お店のからの結構広い範囲の電信柱にこのような看板をつけています。やちや酒造をカーナビで調べると一発で駐車場の方へナビしてくれましたが、もしかすると機種によってはお店にナビするかもしれません。その時は、「やちや酒造」ではなく「カフェニャン」で検索してください。ちょうど駐車場のお向かいにあるカフェの名前です。私は残念ながらお邪魔することはなかったのですが、後に調べてみるとコスパがいいどころかとんでもなく価格破壊のカフェだとわかりました。おひとりで切り盛りしていているので時間がある方、ゆったり時間を過ごしたい方はぜひいらしてください。
こちらがやちや酒造の駐車場です。
私は曜日を勘違いして午後しか営業していない日に午前中に伺ったのですが、駐車場は空きが残り1台でした。午後にもう一度伺ったのですが、同じ場所が空いていました。酒蔵見学の方々の車かもしれません。競争率お高めなのでご注意を。
購入したお酒
加賀鶴 特別純米酒 前田利家公
おかみさんが
観光のお客様にこれが一番人気ですよ。
と教えてくださったのがこの商品です。
「金沢に来たよ。」感が出る前田利家を前面に出した商品が観光客に人気があるのはわかります。
おかみさんとお話しさせていただいたのですが、観光客と地元の方と購入するお酒が違うそうです。地元の方は「加賀鶴」を購入されるそうです。観光客と地元の方と購入分析ができるということは、客層のバランスがいいってことですね。
ソフトな口当たりの酒米のうまみが感じるお酒だそうです。
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