日本酒を購入するようになって「頒布会(はんぷかい)」というものを知りました。
頒布会とは、定期的に(大体月1回)毎回違った商品を届けるサービスのことをいいます。
頒布会とよく似たものがサブスクリプション(通称:サブスク)なのですが、違う点は、頒布会は事前に一括で支払いを済ませます。サブスクは別名:月額定額サービスの名の通り月に一定の金額を支払うシステムです。
酒蔵めぐりはしたいけど、どう考えても向こう1年実施できることができないではないかと思った時に、いろんな酒造会社のホームページを見て購入したのが新潟・白瀧酒造の「12ヶ月の上善如水2019」です。
白瀧酒造はすでに訪問しておりレポート済です。
12ヶ月の上善如水は1年間四季折々の上善如水が楽しめます。あと、オリジナルクリアファイルが毎月頂けました。
現在、白瀧酒造では「12ヶ月のお酒」と名前が変わり、上善如水しばりではなく他の白瀧酒造の商品を混ぜ込んだ商品となっています。
毎年、微妙にラインナップが違うので「これだ!」と思うものがあれば購入してください。
いつでも購入できるものではなく、販売期間がありますのでご注意を。
私が購入した時はだいぶお得な買い物でした。ものすごく良かったです。
購入特典 宣機(たかき)の一本
購入特典として宣機の一本とハンドクリームが送られてきます。
宣機ってなんですか?と思う人がいるでしょう。
「宣機」は白瀧酒造の杜氏松本宣機氏のことです。
松本氏は先代である山口真吾氏の愛弟子で27歳の若さで杜氏に就任しました。
多くの酒造りの職人がいる中で大抜擢の人事。本人としてはなんとも言えないプレッシャーがあったでしょう。
組織の若返りと「経験では得ることのできないセンスの持ち主」であったことが選ばれた理由だといいます。
この「宣機の一本」は記念すべき第1期のもので、その前は「真吾の一本」でした。
この一本シリーズは、杜氏の技術の粋を集めた商品です。
1月 熟成の上善如水 純米吟醸原酒
この商品は720ml2本送られてきます。
新年の始まりは「熟成酒」で乾杯です。
低温熟成の一品です。
2月 生酛にごりの上善如水 純米
2月の厳冬の時期に飲むお酒は生酛にごり酒。
甘いお酒です。
720ml2本送られてきました。
3月 花見酒の上善如水 純米吟醸
720ml2本送られてきました。
当時は違うラベルで藍色をベースに花を散らしたものでした。
雪解けを意識した商品だと思います。
4月 新緑の上善如水 純米
720ml2本送られてきました。
キウイ酵母で造られたこの商品。
この商品はありませんが、「キウイ由来酵母 by Jozen 純米」という商品でリニューアルしています。
5月 上善如水 純米吟醸 山廃仕込
現在、この形では売っていません。
瓶が通常瓶でリニューアルしています。
山廃仕込みらしくうっすら山吹色していました。
6月 瞬間火入 上善如水 純米吟醸
白瀧酒造さんにこの商品の写真資料はありませんでした。
箱もラベルも一味違ったデザインだったのを憶えております。
当時のカタログをネットで探すことができたのですが、6月の部分だけ何故か「スパークリング」の別商品に差し替えられていました。
私は、早めに予約したので特別ラインナップだったかもしれません。
幻の酒です。
でも、調べてみると個人のブログにちらほらと「スーパーで買いました。」と記載していたので、「あれ?」と思っています。
多分これからも造らないお酒だと思います。
7月 上善如水 純米 原酒
現在、この商品はありません。
4月から9月にかけての商品が固定していないのでチャレンジ枠になっているかもしれません。
8月 うすにごりの上善如水 純米大吟醸
720ml2本送られてきました。
うすにごり酒は肌には良かったです。にごり酒だとモロモロが肌に引っかかって取る作業がプラスされているのですが、うすにごりはそれがないのでノンストレスです。
9月 月見酒の上善如水 純米大吟醸
飾っても絵になるこの商品。
どうもこの瓶がコストがかかると思いますが、個人的には販売し続けて欲しいです。
10月 ひやおろしの上善如水 純米吟醸
720ml2本送られてきました。
秋といえばひやおろしです。この時期で「ひやおろし」は外せません。
11月 新米新酒の上善如水 純米吟醸
720ml2本送られてきました。
地元新潟米で造ったお酒です。
12月 にごりの上善如水 純米吟醸
720ml2本送られてしました。
これから厳しい冬に向けてのにごり酒。
クリーミーな味わいです。
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